« 日本政府の破綻の元凶は郵貯と円高〈7月〉 | トップページ | 三菱一号館美術館での「マネとモダンパリ展」〈7月〉 »

2010年7月 8日 (木)

ブスの25箇条〈7月〉

 ある時、宝塚歌劇団の人なら誰でも目にする場所に一枚の紙が貼り出されました。
誰が何のために貼りだしたかわかりませんが、それは「ブスの25箇条」というものでした。

ブスの25箇条
・ 笑顔がない    
・ 他人をうらやむ   
・ お礼をいわない     
・ 責任転嫁がうまい 
・ おいしいといわない 
・ 目が輝いていない     
・ グチをこぼす   
・ 他人にシットする  
・ 他人を信じない
・ 人生においても仕事においても意欲がない 
・ 他人につくさない
・ いつも口が「へ」の字の形をしている   
・ 希望や信念がない
・ 謙虚さがなくゴウマンである       
・ 精気がない 
・ 人のアドバイスや忠告を受け入れない   
・ 自信がない 
・ 自分がブスであることを知らない  
・ 声が小さくイジケている
・ いつも周囲が悪いと思っている   
・ 問題意識を持っていない
・ なんでもないことにキズつく     
・ 存在自体が周囲を暗くする
・ 自分が最も正しいと信じ込んでいる 
・ 悲観的にものごとを考える
   
ブスになるというこの25箇条の戒めは、こうすればぶ男になるという「ぶ男の25箇条」と読みかえても通用します。

「儲からない会社の25箇条」としてみるともっと面白いと思います。

 まず「社長編」です。全ての項目の前に「社長が」とか「社長に」という言葉を置いてください。

社長に「笑顔がなく」「いつも口を「へ」の字に結んでいる。」
 きっと不満が腹にたまっているのでしょう。
 社員に文句を言いたいけれど、じっと我慢をしているのかもしれま
 せん。

社長は「自分が最も正しいと信じこんでいる」ので、「人の
 アドバイスや忠告を受け入れない。」

 自分ではこれでいいと思っていても、何か忠告を受けたら、もし
 かしたら、そういうこともあるかもしれないと思って省みることも
 大切だと思うのですが「他人を信じない」ので変わることができ
 ません。
 そんな社長は「謙虚さがなくゴウマンである」からかもしれません。

社長がこうしたいという「希望や信念がなく」、その「結果
 問題意識をもっていない」
のも困ったものです。
 こうしたいという希望、こうなりたいという希望をもっていれば、
 そうなるためにはどうしたらいいかという問題意識も生まれる
 筈です。
 会社が追い詰められてからではそれに対処するだけで精一
 杯で、前向きな対策はなかなかとれないものです。
 会社がそれなりにやっているときに危機感を持つことが必要
 です。
 韓国のサムスンの会長が現場復帰をしましたが、その第一声
 は 「いまサムスンが売っている商品は十年後には全てなくなっ
 ているかもしれない」と危機感を煽るものでした。
 それから数ヶ月で、サムソン内部は急速に締まってきて未来
 対策を打ち出しているといいます。

・ 社長がいつも「悲観的にものごとを考え」、「グチをこぼして」
 いては、社員は暗くなるばかりです。
 戦線において、危機の状況に陥ると兵士は指揮官を見ると
 いいます。
 指揮官が落ちついていれば兵士は安心して戦いますが、指揮
 官が不安を見せると兵士は戦闘力を失ってしまうそうです。
 社長は空元気(カラゲンキ)でもいいから、社員の前でグチを
 こぼしたり、不安をみせたりは決してしないでほしいものです。

次に「儲からない会社の25箇条」社員編です。

 全ての項目の前に「社員が」「社員は」「社員に」のうち適当な言葉をおいてください。

社員が「精気がなく」「目が輝いていない」で「声がイジケ
 ている」
のは、いつも社長に怒られていて気力を失っているの
 でしょうか。
 もしかしたら「人生においても仕事においても意欲がない」の
 かもしれません。
 そんな社員ばかりいたのでは、会社の業績は上がるわけが
 ありません。
 仕事を与えてバリバリ追い立てるか、それでも変わらなけれ
 ば入れ替えるしかありません。
 幸い最近は中小企業でも人を募集すれば、そこそこの人材
 が来るようになっています。
 特に女子は良い人材が多いようです。
 思いきって男女を入れ替えるのも手でしょう。

社員がいつも「他人をうらやみ」「他人にシット」し、「他人
 につくさない」で「いつも周囲が悪いと思っている」
のでは、
 チームワークをとって仕事をすることなどできるわけはありま
 せん。
 こうした会社では先ず、社員のベクトルを会社のベクトルに合
 わせることが必要です。
 会社の現状を理解させ、会社の方向性を示し、各人がやるべ
 きことを明確にする必要があります。
 個々の社員と話し、彼らの悩み、考えを十分に聞くことも必要
 でしょう。
 そのうえで、できなかったら辞めてもらうことも必要かもしれま
 せん。

 こんな風に「ブスの25箇条」は、まだまだ他のことにも使えそうです。
大事なことは、このような徴候が自分の中や会社の中に存在していないか常にチェックし、こうした徴候が出てきたときには、即座に、その原因を突き止め、対策を講ずることが必要だと思います。

7月 8, 2010 2.チャレンジ |