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2010年5月 8日 (土)

犬山城〈5月〉

      犬山城(別名・白帝城)愛知県犬山市
別名・白帝城は、木曽川沿いの丘上にある城の佇まいを、中国の長江流域の丘上にある白帝城を詠った李白の詩「早發白帝城」(早に白帝城を発す)にちなんで荻生徂徠が命名。
201005
 日本には多くの城がありますが、戦後復元されたものがほとんどで江戸時代のものが残っているのはごくわずかです。
その中でも国宝に指定されているのは、彦根城、姫路城、松本城、犬山城の四つしかありません。
彦根城と姫路城は以前に行ったことがあり、今回は犬山城に行ってきました。
犬山城は名古屋から名鉄で30分の犬山の駅近くにあります。
城の前には本町通りという城下町通りがあり、昔風の建物があちこちに残り、新しく建てられた建物も昔風に建てられ、古い街並を演出しています。
犬山城は彦根城よりも小さな城ですが、正面からみるとやはりそれなりに威風堂々としています。
正面から靴を脱いで入ると直ぐに狭い階段があります。
手すりはありますが、落ちないように気を付けて登らなければならないような急な階段で、食事を運ぶ人や奥女中などは、さぞ苦労しただろうと当時のことが思い遣られます。
内部は簡素で殿様の居た間などもそれ程広くもなく質素なものでした。
寒々として冬などはどうして暖をとっていたのでしょうか。
最上階まで上がって周囲を見ると城は木曽川を背にした山の上に建っており、防禦(ぼうぎょ)に勝れた城だということがわかります。
城内は明かりもなく、外からの光だけのため薄暗く、展示物の説明文を読むにも一苦労する程でした。
犬山城の東にある庭園・有楽苑(うらくえん)、国宝茶室如庵、重要文化財旧正伝院書院にも行ってみたいと思います。

5月 8, 2010 1.日々是好日 |

2010年5月 7日 (金)

安売り競争の行方〈5月〉

 どこの業界でも価格競争が激しく、値下げの勢いが止まりません。
ユニクロが990円のジーンズを出したときは衝撃の価格でしたが、その価格はたちまち一般化し、いまでは800円台のジーンズまでみられるようになりました。
凡そ30兆とも40兆ともいわれるデフレギャップ(需要不足)の下では、値下げをして、他社のシェアを食おうとする行動は個別企業の行動としては理解できなくはないにしても、こんな低価格が広がっていって、果たして小売だけでなく、メーカーも含めて儲かっているのか疑問です。
低価格にして利益を削っていけばだんだん体力を消耗し、最後には共倒れということにならなければよいのですが。
「安くなければモノは売れない」と思って必要以上に低価格で売っているということはないのでしょうか。
京セラの稲盛会長は「理想の価格は客が許してくれる範囲で最高の価格」であり、商品はコストで値付けするのではなく使う人がいくらだったら買ってくれるのかの“価値”で値付けをしなければならないといわれています。
果たして低価格に走る人達は、客が許してくれる最高の値段を求めた結果で値決めをしているのでしょうか。

安売りは麻薬、デフレは中毒

 首都圏でスーパーを展開する成城石井の大久保社長は「安売りは麻薬、デフレは中毒」と言われます。
彼の主張は次の通りです。
「今の安売りは『安くなければ売れない』と思いこんで、安いものしか売らない小売が招いたものであり、消費者がそうしてくれといった価格ではありません。
価格を下げれば一瞬は売上が伸びるけれど他社も追従するので、しばらくすると必ず売上は落ちてきます。        
麻薬のようなもので、いずれ効かなくなり、体がボロボロになる。
だけどやめられない。」
 安売りは、需要の先食いでしかありません。
価格を下げても消費量は増えないので市場全体は縮小します。
小さくなっていくパイを奪いあって、さらに値下げに走る。
利幅が薄くなってくると今度はコスト削減に走ります。
各社は目先の数字ばかり追いかけるから商品開発や調達、店舗管理といった能力が落ち、商品や店に魅力がなくなり、更に苦しくなるという悪循環に陥ります。
ディスカウント業界で生き残るのは上位3社といわれています。
価格競争の中に身を置いたら生き残っていけないのです。

 本来PB(プライベートブランド商品)は「品質が良くてお買得」な商品のことであるのに、最近はPBの多くは短期的な売上を追うために低価格にし、大量に作ってしまいます。
しかし粗製乱造だから消費者からは敬遠されて売れません。

 東急ストアもPB商品を乱立したため業績が低迷した企業のひとつです。
「PBアイテムで売上の3割を構成する」という2008年初頭の目標で、PBは、食品から衣料品まで2192アイテムにふくらんでしまいました。
これが売れれば広告宣伝が不要なだけに高い粗利益を確保できると想定していましたが、一気に作った大量のPBが消費者のニーズを反映している筈もなく、需要のないPBが大半を占め廃棄ロスの山ができてしまいました。
そこでPBの商品数をピーク時の半分にまで減らしたところ、売り場のスペースがガラガラになってしまいました。
社員はただPBを並べるだけで売り場を作っていたので、考えながら売り場をつくるという力をなくし、PBがなくなったら、そのスペースを何で埋めていいかわからなくなっていました。
収益力が回復するには2年かかると社長は予想しています。

 小売りはそれぞれの存在価値を見直さなければなりません。
今後は巨大なディスカウント店と特徴ある高付加価値店に2極化していきます。
しかしケチケチ経営では売り場がガタガタになってしまいます。
顧客の欲しがる高付加価値商品を扱う店を目指すべきです。
そのためには「人材作り」が大切になります。
小売りはヒトがヒトにモノを売る仕事だから、いい商品を生み出すヒトを育てなければなりません。

価格は自ら創るもの

 スーパー各社が減収減益に喘いでいる中、規模でははるかに劣る成城石井は好調です。
デフレでも販売単価は順調に上がり続け、3年で10%も上昇しました。
その間、増収、増益をつづけ、2009年12月期は売上、経常利益とも2ケタ増となり、4期連続の増収増益です。
成城石井の店頭に並ぶのは、オリジナルなPB商品です。
「成城石井のおとうふ」は300g279円と他のスーパーの2倍で、ハンバーグは他社が1個100円前後なのに石井のPBは3個で1150円。
世間の常識からいえば「高いものは売れない筈」なのに成城石井は高価格路線を維持しています。
これは「他社にないものを売る」という方針を貫いているからです。
商品開発の社員は日本だけでなく世界各地を飛び、こだわり抜いた商品を探し出してきます。
 「お客は多くの商品を試食できないので、我々が食べつくして最高のものを提案する。そこに客と店との信頼関係が生まれる。店がつけた価格を客は適正価格と信用してくれる。顧客の信用にデフレはない。」
消費者は価値ある商品を欲しいのであって、低価格の商品を欲しいのではありません。価格に見合った価値ある商品が欲しいのに、流通業者は低価格であれば売れると思ってしまったのです。
未だに物不足時代の発想からぬけきれていないのではないでしょうか。

5月 7, 2010 2.チャレンジ |

2010年5月 6日 (木)

能力不足のダメ教師は今すぐクビにしろ〈5月〉

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 アメリカの初等・中等教育のレベルの低下が「国家的な恥」とか「国の将来への脅威」といわれるようになって久しい。
かつてアメリカの学力は世界で一番でした。
しかし今はヨーロッパ諸国と競わせればベスト10にも入れないあり様です。
 この50年ほど現場の教師たちは、正しい教え方さえ分かればうまくいくと考えてきました。
そして「新しい数学」や「オープン教室」読書を重視する「ホール・ランゲージ」といった、新しい方法を次々と試してきましたが、どれ1つとして、大幅かつ長期的な学力改善にはつながりませんでした。

肝心なのは教師の質

 だが最近研究者たちは、これまで明白であったが多くの理由から否定されてきた事実をようやく認めはじめました。
肝心なのは1クラスの生徒数でも、教科書でもなく、教え方やテクノロジー、カリュキュラムでもない、……教師の質だという事実です。
 何年も続けて優秀な担任教師に恵まれた子は、家庭環境にかかわらず、テストで高い得点をとるのに、質の低い担任がわずか2年でも続いた子は、2度と遅れを取り戻すことができません。
だったら質の高い教師を雇って、質の低い教師をクビにすればいい。
だがこの単純に見える措置が難しいのです。

ダメ教師もクビにできない

 マッキンゼー社の分析によると、アメリカの初等中等教育の教師のほとんどは、高校時代に大学進学が決まっている生徒の中で、下から1/3に入る成績でした。
(教育大国のフィンランドでは上位10%に入る)
アメリカの公立学校は、優秀な人材を招き寄せてこなかったのです。
 クビにするのも難しい。
教員組合の力がますます強くなっており、ほとんどの州では教職に就いてから2~3年たつと、終身の教員資格が得られ、特別の事情がない限り教師はクビにできません。
ニューヨークでは08年3万人の終身教員のうち、特別な事情で解雇されたのはわずかに3人、シカゴでは能力不足を理由に解雇されたのは0.1%、コロラド州デンバーは0%、オハイオ州マクロンは0%…。
アメリカでは毎年99%の教師が「合格レベル」というお墨付きを得ます。
教師を解雇すれば組合に訴えられ、法外な訴訟費用を強いられることになります。
生徒の点数を教師の評価に反映させれば、効果があることはわかっても、教員組合の強いニューヨークなど各州では終身職の教員の査定は法律で禁止されています。

5月 6, 2010 3.スクラップ |

2010年5月 5日 (水)

買いたいのスイッチを押す方法〈5月〉

買いたいのスイッチを押す方法

小阪裕司 角川ONEテーマ21

 チャレンジでは低価格競争のことを取りあげました。
では何故低価格競争になるのでしょうか。
著者は、それは顧客に対して価格以外の情報を与えないからであると答えます。
高いものに高い理由が書かれていれば納得するのに、高い理由は何一つ書かれていません。
そうであれば価格比較に走らざるを得なくなるのです。
本書では買うという行動に焦点を合わせて、どうしたら人を買うという行動に駆り立てることができるかということを述べています。

 人が買うという行動を起こすまでには2つのハードルがあります。

 第一のハードルは「買いたい」か「買いたくない」かのハードルです。
これは「情動のハードル」です。
不況だろうが好況だろうが、買いたいものは買いたいのです。
反対に、収入が増えても買いたくないものは買いたくないのです。
この情動は好不況に関係なく働きます。
買うという行動に最も影響を与えるのは「買いたい」か「買いたくないか」なのです。
この情動のハードルは高いのです。
 第二のハードルは「買える」か「買えない」かです。
不況が来たり、マスコミ報道により「今は不況だ」という思いが強化されたりすると、第二のハードルは高くなります。
普段なら迷わず買うものでも年末のボーナスが危ういから止めておこうという思考が働きます。
しかしこれは理性のハードルで、情動のより比較的低いハードルです。

 第一の「買いたい」という情動は、常に「買えるかどうか」を検討する理性に勝ります。
私たち売り手にとって必要なことは、まず一つ目のハードルを越えることです。
そのためには「買いたい」と思わせる「動機づけ」が必要になります。
 動機はどんな情報を与えられるかによって生まれます。
 動機づけとはたとえば次のようなことです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ある店で昔からある手作りで組み立てる、ゴムを動力にしてプロ
 ペラが回る模型飛行機が売っていました。
 売価は210円、その店では以前からずっと置いていたがさほど売
 れる商品ではありませんでした。 
 ある日店主はその商品に次のようにPOPをつけました。

      お正月に飛ばさないでいつ飛ばす?
       大人の威厳を示す手作り飛行機

 そうしたら店に来る人、来る人が買っていくようになりました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この本は売ることに携わる人のアイデアの宝庫です。

5月 5, 2010 4.今月の本 |

2010年5月 4日 (火)

5月のアラカルト

 皐月(さつき)

 早苗月(さなえづき)が詰まって「さつき」に

(5月の出来事)

2日(1667・寛文7)堕胎業禁止令
     戦国の世も一段落し、世情が平穏に戻りつつあった江戸
     初期、上流階級で不倫が流行。
     後を絶たない中絶者を見かねて、この日、堕胎業禁止令が
     出される。
     そこで登場したのが、避妊薬。
     最も有名だったのが毎月1日にこれを飲めば身ごもらないと
     いう触れ込みの「朔日丸(ついたちがん)」。
     これと人気を二分したのが「浮世風呂」で有名な戯作者・
     式亭三馬(しきていさんば)が売り出した「天女丸」。
     いずれも効き目はほとんどなかった。
     避妊に関する世界最古の文献によると、その昔、古代エジプト
     の女性はワニのふんを膣に挿入し、避妊に努めたという。
3日(1956・昭和31)第一回世界柔道選手権
10日(1869・明治2)アメリカの大陸横断鉄道が全通
14日(1971・昭和46)女性連続殺人犯、大久保清を逮捕
24日(1903・明治36)日本第1号のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」
            がオープン
     ゴルフの起源には3つの説がある
     ・ 第一はホッケーに似たオランダのゲームがスコットランド
      に伝わった
     ・ 第二はスコットランドの羊飼いたちが羊を追いながら石を
      転がして遊んだ
     ・ 第三は皮製の球を杖で打つ競技がローマ帝国のスコット
      ランド占領中に浸透して、ゴルフになった
     14世紀中頃から貴族を中心に現在のゴルフが行われるよう
     になった。
     日本には1900年頃イギリス茶商により伝えられた。

( 豆知識 )

(問)同じ「たたき」でもカツオは焼いてあるのに、アジは焼いてない
   けどなぜ?

(答)江戸時代の初期、カツオのたたきは骨身をたたき切りにし、
   塩漬けにしたもので焼いてありませんでした。
   皮を焼いた「たたき」が登場したのは江戸時代の後期です。
   魚の皮を焼き、皮下の脂を上手に食べていた漁師の生活の
   知恵だともいわれています。
   アジなどで使われる「たたき」は「たたきなます」という身を細く
   切る料理法のこと(土佐料理研究家)

5月 4, 2010 5.今月のアラカルト |

2010年5月 3日 (月)

グループ法人(完全支配関係法人)税制の制定〈5月〉

グループ法人(完全支配関係法人)税制の制定

 100%完全子会社と親会社間で取引をすると、連結納税制度を採用しない限り、個別法人間の取引であるとして課税されます。
しかし、グループ法人としての一体的運営という観点からすると、企業グループを一つの納税主体として考える方が、実体に一致するので、クループ法人間の取引について、新しい制度をつくりました。

1.帳簿価格1000万円以上の固定資産(建物、建物付属設備、機械、車輌)土地、売買目的以外の有価証券を譲渡した場合、売買差損益を繰り延べる。

(1)今までは100%完全子会社に対して上記の資産を売却して、
  譲渡利益または損失が出た場合、親会社の利益または損失
  として課税されていました。
  新法ではこの譲渡利益または損失は別表四で調整され、
  その資産がグループ外に譲渡されるまで繰り延べられること
  になります。
  同一の会社内で財産が移動したにすぎないという扱いにします。

(2)対象となる法人間の関係図 

 ●一の者が法人の発行済み株式等の全部を直接又は間接に保有
  する関係 

  【A図】 
  A_2          

 ●一の者との間に当事者間の完全支配関係にある法人間の関係 

  【B図】
  B

2.完全支配関係法人間の寄付金の二重課税の廃止

(1)対象となる法人…上図Aの関係法人間の取引が対象になります。

(2)完全支配関係法人に対する寄付金は従来通り損金不算入。
  寄付金とは金銭その他の資産又は経済的な利益を何のリターンも
  なく贈与または無償で供与することであり、これは従来から損金
  に算入されていませんでした。

(3) 完全支配関係法人から受けた受贈益は益金不算入
  従来はこの受贈益に関しては課税されており、二重課税になって
  いましたが、これを益金不算入とすることで、二重課税が排除さ
  れることになりました。
  これにより、赤字子会社の救済が容易になりました。

5月 3, 2010 6.税務 |

2010年5月 2日 (日)

編集後記〈5月〉

● スクラップの記事を読むと、国名と都市名を日本と日本の都市名に入れ替えてあったら、これはまちがいなく日本の教育界のことを書いていると思ってしまうでしょう。
教育界に質の良い教師を呼び込む施策とダメ教師を解雇する仕組を作らないと、どんなに少人数学級をつくっても事態はかわらないのではないでしょうか。

● 東大合格者ランキングの上位に久し振りに都立日比谷高校が顔を出し話題になっています。
合格者が30人以上になるのは実に38年振りとのことです。
第一の原因は、都の施策です。
都には1960年代に学校群制度の発端となった「都立高校の受験教育は止めなさい」という小尾通達があり、進学指導は長い間タブーになっていました。
これを2001年、都は日比谷を含む4校を進学指導重点校に指定し、教員公募制などを実施してきました。
第3の原因は日比谷のスタッフの力です。
校長以下一丸となって改善の努力を重ねました。
45分7時間の授業の実施、学力の定点観測など創意ある新機軸を実行しつづけました。

やはり一貫した方針のもと、熱意ある教師が創意工夫をしつづけることが大切であり、企業経営の成功も、学校教育の成功も同じことではないかと思います。

5月 2, 2010 8.事務所だより |

2010年5月 1日 (土)

皆様からのご意見〈5月〉

          有難うございました!!

     ニューズレターについてご意見をいただきました

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Photo_2
● 有難うございました。
 つい、記憶だけで書いてしまったものですから、誤ってしまいました。
 秀吉でした。  気を付けないと、、、。         真崎一多

5月 1, 2010 9.皆様からのご意見 |