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2010年4月 7日 (水)

ルノワール〈4月〉

ピエール=オーギュスト・ルノワール (1841- 1919)   
印象派の巨匠。
フランス中西部の磁器産業で栄えたリモージュに仕立て職人の子として生まれました。
パリで陶器の絵付け見習いなどを経て、20歳には画家グレールのアトリエで学んでいます。
ルノワールはそこでバジールや、後の印象派の画家たち、モネ、シスレーらと出会いました。


201004
 ― ブージヴァルの踊り ―       ― アンリオ夫人 ―

 久し振りにルノワールの個展が開かれています。
今回の展示会にはボストン美術館やワシントンナショナルギャラリーをはじめ、世界中の美術館から集めてきた80点程の作品が展示してあります。
日本国内各地から集められた作品も多く、日本におけるルノワールの人気の高さが穿えます。
 初期の作品には風景画もありますが、風景画よりも人物画に、ルノワールの絵の冴えが見られるように思います。
人物画になると、突然生き生きとしだすのが不思議です。
「幸せとは何かを教えてくれる画家」といわれたように、どの絵も明るく輝いており、見ているだけで楽しくなります。
 風景画以外は今までに見た作品が多く、新しいものは、当時の社交界服装で描かれた「アンリオ夫人」などでそう多くはありませんが、良いものは何度見ても良いので、ルノワールを好きな人なら十分楽しめます。
 一番大きな絵は「ブージヴァルの踊り」で、ダンスをしながら相手の男性に口説かれている様に見える、後にユトリロの母となるモデルの女性の、はにかんだようなうれしいような顔が印象的です。
 有名になる前、ルーブル美術館で模写を許されて描いたというルーベンスの絵は見事で、ルノワールの裸婦の原型は、ルーベンスの裸婦にあるのかと想像されます。
            4月5日まで 乃木坂の新国立美術館にて

4月 7, 2010 1.日々是好日 |