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2009年10月 8日 (木)

栗田美術館(栃木県足利市)〈10月〉

       - 栗田美術館(栃木県足利市) -
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 栗田美術館は1万点の伊万里、鍋島だけを集めた美術館です。
伊万里は日本で最初に作られた磁器です。
朝鮮出兵で鍋島直茂が連れ帰った陶工によって鍋島藩の有田で作られたものですが、輸出の積み出し港が伊万里であったことから、伊万里と呼ばれるようになりました。
オランダ東印度会社によって西欧に輸出され、日本だけでなくヨーロッパ、アジアの人達にも愛されました。
特に豪華絢爛たる赤絵はヨーロッパの宮殿を飾るにふさわしいと珍重されました。
当時輸出されたものは300万個を越えたと考えられております。
美術館は三万坪の中に六つの建物を配しており、どの建物も堂々と立派です。
本館と歴史館に展示されているものは皆素晴らしいもので、特にヨーロッパに輸出された大壷はド肝を抜かれる程の大きさでした。
輸出物よりも、日本の町人向けに作られた作品の中に繊細な色づかいと紋様のものが多く、その意匠や色合いは現代にも十分に通じるものです。
              JR両毛線富田駅より徒歩10分

創立者・栗田 英男(くりた ひでお)1912年~1996年 中央大学法学部中退。
栃木県の肥料商 東京毎夕新聞社元社長 元衆議院議員。
栗田の拠出した金に汚職疑惑があり、1948年、不当財産取引調査特別委員会で証人喚問された。
1947年、1952年、1953年の総選挙に当選。
1949年、1955年、1958年総選挙は落選。
栗田政治経済研究所を設立。
企業の検査役などをつとめる傍ら、伊万里・鍋島を収集。
1975年、栗田美術館を創設。
企業防衛白書は栗田を名指しで「総会屋」と記述。

10月 8, 2009 1.日々是好日 |