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2009年5月 8日 (金)

100年に一度の大努力〈5月〉

 相変わらずの景気の状況です。
今のところ好転する兆はありませんが、自動車や機械の激烈な生産調整はほぼ終了し、少しずつ稼働率の向上が見られるようになってきているようです。

こ うした状況の中でも、生きていくためにはこれを乗り越えていくしかありません。
しかし今までと同じようにやっているだけでは今回の不況を乗り切っていくことは難しいのではないかと思います。
「100年に一度の大不況」といわれる今回の不況を乗り越えていくために一体何をしなければならないのでしょうか。

■100年に一度の大努力

 第一に「100年に一度の大不況」ですから「100年に一度の大努力」が求められていると考えなければなりません。
「大努力」です。
100年に一度なら一生に一度と同じです。
一生に一度と言える「大努力」が求められているのです。
しかし今の日本を見ていると、その「大努力」をしなければならないという切迫感がありません。
今までと比べて格段の努力をしているようには思えません。
それよりも政府にその場しのぎの対策を求める始末です。
今「努力をしている」と自信をもって言える人がどれだけいるでしょうか。
ベストを尽くしているという人もそれが自分の限界なのか問い直す必要があるのではないでしょうか。

 ここ十数年の間日本では「楽(らく)して儲ける」「働かないで儲ける」という風潮が強くなり、「努力」をすることはダサイという風潮が若者の中で広がり、それが今や社会全体に蔓延しているようです。
その結果少し努力しただけで、自分はものすごく努力したと勘違いしてしまう人たちが増えてしまいました。
昔は「血の小便が出る程働いた」とか、「働きすぎて血の小便が出た」とか言う人がいましたが、最近では、「血の小便」という言葉もいつの間にか廃(す)たれてしまいました。
これも時代を映しているのでしょう。

 日本サッカー協会の川渕三郎氏が「手の指を限界まで逆に曲げてみて下さい。
多くの人が折れると思ったところで力を緩めるでしょう。
しかし、指を折るのに必要な力が10だとすれば、皆さんが入れた力はせいぜい3か4。
脳が指令を出して、身の安全を図ろうとするからです。
本当の限界は自分が感じるよりさらに先にある。
限界を超えて努力することで見えてくるものがあるのです。」と言う話をされ、また次の話も紹介されています。

 『Jリーグ日本代表の大久保はドイツの強豪チーム、ウォルスブルクに
今年移籍しました。
チームに合流したら「何でこんなに走らされるのだろう」とJリーグとは比較にならない練習量に驚かされたといいます。
本人からすればJリーグでも精一杯練習していたと思っていたのに、ドイツでは、それとは比べものにならない位の練習量を課され、しかもそれを全員が難なくこなしているのですから驚くのは当たり前です。』

 Jリーグのエースとして活躍している選手にしてこうです。
ましてや私達は、まだまだ余裕があるのではないでしょうか。
まず製造、営業、事務、各々の業務の仕事量をもっともっと増やしてみることです。
もっと徹底してやってみることです。
やり残しの部分、不徹底だった部分は沢山あるはずです。
先ずそれをやり尽くしてみることです。

■ムダの排除

 第二にムダの俳除です。
先ず会社にムダがないか徹底的に見直すことです。
やらないでもよい業務をやっていないか、習慣的にやっていただけの業務はないのか。
保管している資料でいらないものはないのか。
また使うかも知れないと思っていた書類や備品類を完全に捨て去ることです。
余剰のスペース、余剰の人員が出てきます。

 今、各社から事務の派遣社員が次々と姿を消しています。
消しても会社は回っていくのです。
見直せば、社員でもできることを派遣に任せ、その分社員が楽をしていたのです。
その分だけムダがあったことになります。
ムダを俳除した後、残った仕事をメンバーに割り振り直します。
各人の業務が少し重くなる位の感じで配分し直すことです。
そこで余分の人が出たら必要なところに回すのです。
やりたくても人がいなくてできなかった仕事に回すことです。

 今の不況が終わったとき、世の中は今までと異なるステージに移行すると言われています。
消費者はムダなものはますます買わなくなり、価値あるもので適切な価格のものにしか支出しなくなるといわれています。
その中で生き残っていくための力を養うのが今だと考えて、耐えて生き抜くことが要求されています。

5月 8, 2009 2.チャレンジ |