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2009年1月 6日 (火)

良く噛む〈1月〉

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 現代人は噛む回数が昔よりぐっと減っています。
食事1回当り噛む回数は小学生と大学生の平均で、10.5回で、2~3回しか噛まない人もいます。
軟らかい食べ物が増えたことが原因です。
戦前まで日本人は30回位噛んでいました。
 健康のためには良く噛んで食べることが大切です。
食べ物をおいしく味わえるようになるだけでなく、食べすぎを防ぐことにもなります。
 噛むことで脳にある満腹中枢が刺激され、内臓脂肪の分解が促進されます。
よく噛まずに早食いをすると満腹感が得られず、つい食べ過ぎてしまいます。
噛むことで体内のエネルギー消費も促され、脂肪が燃焼されやすい状況になります。
また噛むと脳に刺激が伝わり、活性化し認知症の予防にもつながります。
 「よく噛んで食べる」の著者、齋藤滋氏は「一口30回1回の食事で1500回噛む」を提唱されています。
具体的には次のようにします。
①食べ物を口に入れたら箸を置く
②右側の歯で10回噛む
③左側の歯で10回噛む
④最後に両側の歯で10回噛む
こうすると満腹感を得られ易くなります。
実践するのは大変ですが、朝昼晩のうち一回だけでもゆっくりと食事をすることから始めることが大切です。
食べ過ぎないためにはガムも有効です。
食前に5~10分噛んでから食べ始めると満腹中枢が刺激され、食事の量を普段より2~3割減らすことができます。
 人間は若いうちは、しっかりと物を噛むことができる歯がありますが、50才を過ぎる頃から虫歯や歯周病などで徐々に自分の歯を失っていきます。
80才で自分の歯が20本以上ある人は2割しかありません。
自分の歯で食べられれば食べ物もおいしく食べることができますが、たとえ総入れ歯でも、きちんと合っていれば舌をうまく動かすことで多少硬いものでもおいしく食べられます。軟らかい食べ物ばかりで歯や舌を使わないと、舌や頬(ほほ)が衰えてうまく飲み込めずに気管支などに入り、肺炎になる危険性が高まります。
舌や頬を訓練することも大切です。

1月 6, 2009 3.スクラップ |