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2008年11月 6日 (木)

職場に蔓延する「9時5時うつ」〈11月〉

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 うつ病と広言し、同僚が開いてくれた自分の歓迎会は欠席し、そのまま友人と花見に出掛ける。
休職すると「いい機会だから」と教習所へ通い、カナダの語学スクールに留学する手続きまでしていた。
 仕事中には体の不調を訴え、社外ではそれなりに元気に活動する「9時5時うつ」とでも言うべき社員が急増しています。
200社の人事コンサルティングをしているピース・マインドによれば、提供先のほぼ100%が悩んでいるといいます。
 これまでうつ病といえば40代から50代で発病。
病名をひた隠し、診断書には「胃潰瘍」など内科的な病名の記載を望み「頑張っている同僚に迷惑をかけている」と自分を責め、休職しても囲碁や釣りといった趣味を楽しむ気力すらないのに、一日も早く復職したいと訴えるタイプが大部分でした。
 一方「9時5時うつ」は20代後半から30代の若手に多く、気軽に精神科を訪れ「俺うつと思うンですね。
休職したいンで診断書いて下さい」と言い放ちます。
「上司が自分の能力を評価してくれないせい」「営業の仕事でうつになったので内勤に替えて」と訴えるなど他責的かつ攻撃的で、休職すると元気になり冒頭のような行動に出るのが特徴です。
 人事、労務担当者も「あいつは本当にうつ病なのか?甘えているだけではないか」と戸惑っています。
「わがままや怠けとの区別が難しく、特に40歳以上の管理職からみると到底理解できない」のがこの症状です。
精神科医も「本当に病気と診断していいのか悩んだこともある」といいます。
なぜ「9時5時うつ」が急増しているのでしょうか。
 一つには「うつ病は心の風邪」というキャッチフレーズが世間に広まり、かつての暗いイメージが払拭された結果「気分が負の方向に振れる理由をうつに求める人が増えた」ことです。
精神科を訪れる「9時5時うつ」患者は、事前に細く調べたうえで「自分にはこんなうつ病の特徴がある」と訴える人が多いといいます。
 もう一つは、20代~30代は「大事に育てられ嫌なことを避けてこられたので、挫折経験が少なく、たくましく育った40代~50代の管理職世代よりストレスに弱い」特色があります。
 あなたの職場にこんな人が出てきたらどう対処しますか?

11月 6, 2008 3.スクラップ |