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2008年9月 5日 (金)

水不足〈9月〉

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 石油の値上がりで世界中がインフレの状況を呈してきており、世界の大問題になっていますが、石油の次に問題なのは「水」だと言われています。
 地球には膨大な水が存在していますが、そのうちの97%は塩分を含む海水で日常生活や農業に利用できる淡水は3%しかありません。
しかもその大部分は南極などの氷雪で湖沼や河川地下から得られる利用可能な水は地球上の水の0.1%に過ぎません。
 人間は飲み水のほか、炊事や洗濯トイレなどで先進国では1人当たり1日約300リットル以上の水を消費しています。
しかしこうした家庭で使う生活水は10%であとは工業用水20%、農業用水70%でほとんどが農業用水として使われます。

世界の40億人が水不足で苦しむ

 世界人口66億人のうちすでに11億人が淡水の不足に直面しており、飲料用水と衛生設備の欠如による死者は年間150万人にのぼります。
水不足はアフリカ、西アジア、中南米の農村地帯で深刻で、2050年には世界の40億人が水不足に苦しむことになります。
水不足の原因には爆発的な人口増加が考えられますが、他に3つの原因が考えられます。
 1つはライフスタイルの変化です。
トイレの水洗化など後進国でも生活様式が近代化する一方、都市化や工業化で大量の水がレストランや工場で消費されるようになりました。
 2つめは、アジアで食肉の重要が高まったことです。
小麦1キロを生産するには約1000?、飼料として穀物を消費する牛肉を1キロ生産するのは1万5000?の水を必要とします。
(500ccのペットボトル3000本分)
 3つめは、乱開発です。
アフリカでは保水能力の高い森林を伐採したことにより、3億人以上が水不足に陥っています。
世界中で数百万個の井戸が掘削され、地下水がどんどんくみ上げられています。
そのためアメリカ中西部からサウジアラビア、イランに至るまで各地で地下水が急速に下がっています。
過剰なくみ上げは枯渇を早めるだけです。
河川の水は十数日で入れ替わりますが、地下水の平均滞留期間は830年と非常に長く、一たん枯渇すると再生不能です。

9月 5, 2008 3.スクラップ |