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2008年8月 8日 (金)

コロー(COROT)展〈8月〉

              - コロー展 -            
200882
              モンテフォンテーヌの想い出                   真珠の女

 コロー(1796-1875)は、フランスを代表する風景画家です。
彼の生存中にナポレオン3世に買い上げられ、1867年のパリ万博にも7点が出品され、高い評価を受けていました。
「自然をじっくりみつめ、真にそれを表現したまえ」師ミシャロンに言われた通りコローは自然を忠実に描くことに全力を尽くしました。
ただありのままに描くだけでなく、その風景を見た瞬間の印象を画の中にどう表現するかに苦心しました。
けむる様な画面に拡がるかしいだ木の、細く伸びる枝の木の葉が風に吹かれ、野の花がピンクや白に舞うコロー独特の風景画は、そんな苦心の末の成果なのでしょう。
彼の絵は画家仲間からも高く評価され、モネ、マチス、ピカソ、シスレー、ピサロ等が彼の絵から着想を得て数々の絵を描いています。
「モナリザ」とともにルーブル美術館の宝といわれている日本初公開の「真珠の女」は、いくら眺めていても飽きることのない素晴らしい絵です。
「コロー展」は18年振りの2回目の展示会ですが、前回よりはるかに大規模で充実しており、十分に見る価値があります。
            (8月31日まで上野の国立西洋美術館にて)

8月 8, 2008 1.日々是好日 |