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2008年5月 7日 (水)

東山魁夷(ひがしやまかいい) 生誕100年展〈5月〉

200852
       - 東山魁夷 生誕100年展 -

 国立近代美術館の東山魁夷展に行ってきました。
東山魁夷は明治41(1908)年生まれの日本画家で唐招提寺御影堂の障壁画を描いたことで有名です。
生涯弟子を持たず、孤高の画家としても知られています。
今回の展覧会は代表的な本制作101点、スケッチ・習作53点の総点数154点が出品され御影堂の障壁画の一部が特別出展されています。
本制作は大作で、東山魁夷の代表作が出品されているだけあって、皆見応えがあります。
彼の絵は、自然を描いていますが、その自然は彼の心象風景であり、自分の心の奥底に潜む思いを表現したものです。
代表作「道」は久し振りに見ましたが記憶の中にある絵に比べて、道がもっと細く長かったのが意外でした。
「冬降る」「冬華」「白い朝」などは厳しい自然と向かい合っていながら、なおそれに負けない温かい心が絵の中に込められており、素晴らしいものでした。
出品されている唐招提寺御影堂の障壁画「濤声」は海のかなたから白い波頭がザワザワと音をたてながら押し寄せ、それが目の前を通過し、海中に突き出た岩に当たりシュワシュワと崩れ散る様がまるで目の前に展開しているかの如き錯覚にとらわれる程の見事な絵でした。
イヤホンガイド(東山肉声500円)を聞きながら見ると更によく鑑賞できます。
国立近代美術館5月18日まで

5月 7, 2008 1.日々是好日 |